2016年手筒花火 出演予定
1月1日(金) 0:20頃~ 舘山寺愛宕神社 元旦祭奉納煙火 ※終了
6月11日(土) 20:30~はままつフラワーパーク 「浜松梨子煙火連合会による手筒花火」
7月16日(土)、17日(日) 舘山寺町愛宕神社祭典
2014年10月22日
手筒花火を作るのにかかる時間はどのくらい?

なんとなく「手筒花火」を作るのって大変そうだなぁ…と感じる方も多いと思いますが。
ズバリ、手筒花火を作る時間ってどのくらい掛かるのでしょうか。
それぞれの工程にかかる期間などを、簡単ですがご紹介します。
【1.】竹取
手筒花火を揚げる本数が決まってから、それを元に竹を切り出します。
1本の竹から、手筒花火数本分を切り出すので、プログラム内容によってかかる時間はまちまち。
この後の2~3の工程で「使えない竹」も出てくるので、少し余分に用意しています。
【2.】竹切り
竹林から取ってきた竹を、手筒花火に使うサイズに合わせて切ります。
切った後、大筒、中筒に使う竹は、余分な節を簡単に落としておきます。
この時、既に竹が虫食いだったりするものはアウト。
舘山寺では1~2を、大体同日に行い、本数にもよりますが、2時間~半日仕事で準備します。
【3.】乾燥
切った竹は、直射日光の当たらない日陰の涼しい場所で1~2週間ほど乾燥させます。
この乾燥の過程で、竹にひびが入ってしまったり、虫食いが見つかる場合もあるので、その竹はその時点で花火には使いません。
【4.】縄巻
竹が乾燥したら、やっと「手筒花火」にするための制作がスタート。
筒の大きさやサイズによって、掛かる時間も異なりますが、制作日を2~3日みておくと安心です。
人数が集まった場合には、1日で一気に作り上げてしまう場合もあります。
・大~中筒 2~3時間
・乱筒 1~2時間
・小筒 15分~30分
ちなみに町内の祭典の時には、一人小筒10本のノルマ+自分用の筒を2~4本作ります。
制作期間が10日間程用意されていますので、平日の仕事が終わった後や、休日などを使い、少しずつ作り上げていきます。
【5.】火薬詰め(当日)
奉揚当日に、火薬詰めを行います。
協力しながら、半日ほどで詰め終えます。
簡単ですが、手筒花火を揚げるまでには、こんな工程と時間がかかっています。
期間にして、1ヶ月間ほど「週末は花火関係が何かしら…」ということもあります。
この他、消防署や警察署、関連機関に花火を揚げる許可を取ったり、そのための書類を作ったり…
事務作業等も発生しています。
また、予め本数を決めて竹を切り出しているので、途中で筒が増えたりした場合には、正直なかなか対応できない場合もあります。
花火自体は数十秒ですが、裏側では手間をかけて揚げていることを、少しでも感じていただければ幸いです。
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